株を売ることについて

「株式投資は買い時よりも売り時のほうがむずかしい!」とよく言われます。買ったときよりも株が上がっていたとしても、それは含み益の段階であって、まだ利益は確定していません。売ることによって(利食い)はじめて利益が確定します!

売り時のほうが難しいと言われるゆえん、それは人間心理が絡んでくるということです。株式投資は人間が行なうものです。当然感情が入りこんできます。そうするとどうなるか…、もうかりはじめたら、まだもう少しいけるんじゃないかと思います。

損をし始めたら、もうちょっと持っておけばそのうち上がるんじゃないかと思います。人間は自分の考え方に都合がいいものです。しかしそれは考えものです。実際にそんなことをしていたら、いつまでたっても売れませんからずーっと勝てません!

それでは、どうしたらいいでしょうか?

…こういう方法はどうでしょうか?あらかじめ買うときに売り値をシミュレーションしておきます。買ったときの株価が1,000円としたら、「1割アップの1,100円になったら売ろう。」もしくは、「1割ダウンの900円になったら売ろう(損切り)。」といった感じです。もちろん状況に応じた判断は必要ですが、最初から自分なりのルールを持っていれば売り時に迷う心配がなくなりますね。

これは一つの例でしたが、自分で売り時ルールを作っていけばよいと思います。「利食い千人力」という格言もありますから、積極的に売ることも必要だと考えてください。

☆株は売り時が一番むずかしいです!

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