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セゾン投信を研究する

セゾン・グローバルバランスファンドの魅力(1)

投資信託について研究してきてわかったことですが、買う側にもメリットがある、いわゆる“使える投資信託”として押さえておきたいポイントは大きく分けて3点あります。1つ目は、「手数料の支払いができるだけ少ない」こと。2つ目は、「なるべく分配金を出さない」こと。3つ目は、「国内・国外のさまざまな資産に投資している」ことです。これら3点について説明していきますが、ここではまず1つ目の「手数料の支払いができるだけ少ない」ことについてくわしく見ていきますね!

『手数料の支払いができるだけ少ないこと』 これは当たり前のように思えることなのですが、投資信託の売れ筋を研究してみると、意外にも手数料が高い投資信託が売れていたりします。

どうして手数料の支払いを気にするのかというと、考えてみれば当たり前のことですが「手数料の支払いが増えれば増える分だけ、利益が減ってしまうから(=売り手がその分儲かる)」です。投資信託は思っている以上に手数料で支払いがかさんでしまう商品です。

手数料のうちわけをくわしく見てみると、まず、投資信託を買うときに販売会社に手数料(販売手数料)を支払います。そして、投資信託を持っている間は運用会社に手数料(信託報酬)を支払います。さらに、投資信託を売るときにも運用会社に手数料(信託財産留保金)を支払わなければなりません。これらの手数料、名前を覚える必要は全くありませんが、手数料の金額がバカになりません…。

その中でも、とくに重要なのが「投資信託を持っている間、運用会社に支払う手数料(信託報酬)」です。なぜなら、この手数料は投資信託をもっている間、毎日ず~っと支払わなければならないからです。投資信託を買うときには必ずチェックしてくださいね。それでは、次のグラフを見てください。

手数料による違い(グラフ)

このグラフは、投資信託を100万円分買って、1年で4%の利回り(=100万円が1年で104万円になる)で運用したとき、運用会社に支払う報酬(信託報酬)が、0%、1%、2%と増えると100万円がどのように増えていくかを表したものです。

なんと、同じ運用でも運用会社に支払う手数料(信託報酬)がたった1%違うだけで、20年後には30万円以上の差が出てしまうのです!ですから、投資信託を選ぶときは運用会社に支払う手数料(信託報酬)が低いかどうかも、じっくりとチェックする必要があります。

では、具体的にどのような投資信託を選ぶのがよいかということになりますが、ズバリ言います!それは「インデックスファンド」という種類の投資信託を選ぶのです。インデックスファンドというのは、『日経平均株価やTOPIXなどの指標にあわせて価格が変動するように、投資信託に組み込む銘柄を選んで運用する投資信託』のことです。

インデックスファンドは参考にするものがあるので、ほとんど人の手間がかからない投資信託なのです。日経平均株価に連動させるなら「トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループ、NTT、任天堂など日経平均株価を作っている会社を選べばいい」という具合です。ですので、その分運用会社に支払う手数料が安くなっています。ここに、手数料の安い投資信託のヒミツがあるんですね♪

一方、日経平均やTOPIXなどの指標を参考にしないで、運用者自らの目で投資信託に組み込む銘柄を選んで、より多くの利益を目指そうと運用する投資信託のことを、「アクティブファンド」と言います。こちらは人の手間がかかってる分、運用会社に支払う手数料(信託報酬)が高くなってしまいます。

それでは、下のグラフを見てください。セゾン投信が販売している「セゾン・グローバル・バランスファンド」と、一般的な「日本株インデックス・ファンド」、「日本株アクティブ・ファンド」の運用会社に支払う手数料(信託報酬)を比較してみました。こうして、グラフにして見てみると手数料の違いが一目でわかりますね。

手数料比較

運用会社に支払う手数料(信託報酬)が極めて安い

日本株インデックスファンドの平均的な信託報酬は0.8%くらいです。日本株アクティブファンドの平均的な信託報酬は1.5%くらいです。この2つの投資信託に対して、セゾン・グローバルバランスファンドは日本株だけでなく世界の株や国債まで買っていますので、当然その分手間も余計にかかり、信託報酬が高くなるのが普通です。それにもかかわらず、信託報酬は日本株インデックスファンドの平均0.8%を下回る 0.74%…。この安さは、「おどろき」のひと言です!(セゾン投信の信託報酬は2010年3月に0.77%から0.74%へ下がりました!)

…あと、これはぜひ覚えておいて欲しいことなのですが、投資信託を買うことで利益がどれくらいになるかは時間が経ってみないとわからないこと(不安定)ですが、投資信託にかかる手数料は運用成績に関わらず確実に100%の確率でかかる(安定)ということです。ですから、できるだけ手数料は抑えておいたほうがよいと思います。

安定した利益が望めるインデックス型のファンド

「…でも、人の手間がかかってる分、やっぱりアクティブファンドの方が利益が出るんじゃないの!?だったら、多少高い報酬を支払ってでも、アクティブファンドを買った方がいいでしょ。」と思われた方、ちょっと早まらないでください。実は、過去の統計を見る限りでは、アクティブファンド全体のうちインデックスファンドよりも良い成績を残したのは、なんと50%を下回っているのです…。つまり、うらを返せばインデックスファンドは、半数以上のアクティブファンドの成績を上回っているのです。

「でも、そのアクティブファンドの中から成績の良いものを選べば、インデックスファンドよりもお得だよね?」と思った方、ちょっと待ってください。それはもはや個別株に投資するようなものではないでしょうか?それならば、わざわざ個別株を選ぶ投資よりも、『手数料の支払いが多い投資信託を買う意味がない』と思うのは私だけでしょうか!?

☆大切なことは、リスクを抑えてより安定した利益を得ることです。そのためには、アクティブファンドを選ぶよりも、その半数以上の成績を上回っているインデックスファンドを買う方がかしこい選択だと思います。

ここで紹介したセゾン・グローバルバランスファンドにつきましては、まだまだメリットがたくさんありますので、ひき続いて『セゾン・グローバルバランスファンドの魅力(2)』を紹介していきます♪

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