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セゾン投信の本社へ取材してきました!

Q2.国際分散投資へのこだわりについてお聞かせください

ひろと : 最近、投資信託の中でもとくに“バランスファンド”が人気ですね。その中でもセゾンさんの「セゾン・グローバルバランスファンド」は海外投資比率がその他のファンドに比べて高いですよね。僕はこの比率を見比べて、セゾンさんは本当に効率よく世界へ分散投資されていて、本当に素晴らしいなと思いました。それではその分散投資のこだわりを聞かせていただきたいと思います。

中野社長 : これは成熟国家の姿ですよね。日本っていう国は成熟しちゃってこれからどれだけ景気が良くなっても金利は3%がいいとこですよ。ですから、そういう中にお金を置いていたって成長の波にはなかなか乗り切れないですよね。もうひとつは、やっぱり日本人は日本で不動産を持ったり、給料を円でもらったり、すでにだいぶ円に偏りを持っていますから、とくに運用は円に偏る必要はないと思うんです。

ですので、基本である「地球という経済の成長」を信じて、そこにお金を乗せていくのがセゾン流だとすれば、もう日本だなんだと全然関係ないんですよね。自然に、自然体の地球に素直に乗せていく、これが真の国際分散投資ですよね。

僕たちは21世紀型とも言える国際分散投資っていうのは、かなり長い期間機能すると思ってるんです。その理由は成長のステージに入っている場所の大きさですよね。20世紀って東西問題がまだあったじゃないですか。その頃は、東側は成長とは無縁であったし、また南北問題により東南アジア諸国が、アフリカもまだ成長の波に乗れていませんでした。実は地球の大半は成長してなかったんですよね。

結局、そう考えると経済成長を実感できたのは一部の先進国の人たちだけですよ。だけど今はぜんぜん違うじゃないですか。地球には今66億人いますけど、ざっと見積もったってこの半分近く、30億人くらいがこの地球上の経済成長を実感できてるんですよ。

これはやっぱり中国とか、インドとか、ロシア、ブラジル含めて、そういう発展途上の大きな国がグローバル経済に組み込まれたことが最大の要因ですよね。「成長していきたい」って人たちが毎日毎日増え、この成長のステージが中東諸国やアフリカ諸国まで広まっていくわけで、まだまだこれから進歩を求めていく人たちが増えてくるんですよ。そして一度進歩の味を知った人は、夢を持って一生懸命歩み続けるわけじゃないですか。それがまたさらなる進歩に繋がるわけですよ。これが今のグローバルな経済成長の原点じゃないでしょうか。

ひろと : ん~、経済成長を地球という規模で考えた場合、とくべつ海外投資比率が高いというわけではないんですね。むしろこれが自然、、、納得です(比率は各国の株式市場の時価総額を参考)。それにしても「部分成長の20世紀型」とか「全体成長の21世紀型」とか、ものすごく大きな視点で世界を捉えられていますね。思わずうなりました(笑)次は「コスト(直販)へのこだわり」をお聞きしましたのでどうぞご覧になってください♪

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